ガンプラパダワンT
27
今日は車検。
日帰りでできるようにと先週に事前見積りを済ませて、
今日の朝に車を持っていきました。
日帰りだし、代車のお願いはしていなかったのですが、
用意してくれていたので、ありがたく借りることに。
代車は軽のN-Box。
軽であっても、乗ったことない車に乗ると多少ワクワクしますね。
それほど運転は好きでもないのですが。
で、せっかくなのでどこか行こうと。
目的地は、兵庫県立美術館。

ここにくるのは4年前の大河原邦男展以来です。
なぜかと言うと、奥さんが来たがっていた

これを見るため。
“怖い絵展”です。
ネーミングが少し興味あり、どんなもんかとちび姫連れて行ってきました。
全く事前知識なしです。
後から知ったのですが、この展示は
中野京子さんの著書“怖い絵”がベースになっています。
ということで、早速入館

中はすごい人。
チケット買うだけでも結構並びました。
前はこんなことなかったのに。
そして、当然ながら中は撮影禁止。
構成としては、6つのエリアに章立てされており、最初は“神話と聖書”
つか、人多すぎ。
全然ゆっくり見られません。
いや、人が進むのが遅い。
それは、絵の横にある解説の文章をみんな読んでいるからなんです。
画だけを見ても何が怖いのか、いまいち分からない。
それを解説している文章が横に貼ってあるので
それを読んで絵を見て、って感じで、みんな進むのが遅いんです。
かくいう私も、それを読んでから絵を見ていたので、中々すすめません。
神話と聖書で良く出てくるのが、オデュッセウス。
もうね、発音しにくい字面を見るだけで、ちょっとげんなりしてしまいます。
また、聖書にある内容を想像で絵に起こしているわけなのですが、
聖書の内容もほとんど知らないので、ピンとこないんですよね。
怖いのかどうか。
怖い場面なので、地獄やら悪魔やら処刑やら出てくるのですが
絵の解釈よりも、キリスト教の胡散臭さの方が気になりましたね。
結局こういった怖いものを前面に押し出して、宗教にのめり込ませる手法は
今の新興宗教のそれと何ら変わりないですね。
ただ、そこに歴史があり、メジャーであるからこそ文化としても根付いただけのこと。
ただ、映画でも神話でもアニメでもこれらのストーリーをモチーフにしたものがたくさんあり
不変のテーマのようにも扱われたりするもんだから困ったちゃん。
興味は湧きますね。
湧くだけだけど。
途中、ムンクっぽい絵があるなと思ったら、ムンクでした。
あの有名な“叫び”ではないですけどね。
キャンバスに描かれた油絵は、正直うまいのかどうかもよく分かりません。
ぼやかしてごまかしているようにも思えるし、構図も知らないので余計にそう思います。
エッチングの版画に関しては非常に細かくて凄いなと思いましたが、
それも作業の細かさにそう思うだけで、絵の素晴らしさはよく分かりません。
解説文を読みながら、当時の世相を感じ取ることで
異常性や怖さを感じることは出来ましたが、絵の素晴らしさは・・・。
やはり、文化的レベルの低い私には絵の良さが理解できないんですね。
美術館や博物館なんか、ほとんど行きませんから。
でも、少しでもそういった感覚があれば、もっと楽しめるんだろうと思うと
少し悔しいですね。自分の稚拙さが。
まっとうに絵を評価できる人ってどれぐらいいるんでしょうかね。
人ごみに紛れて、いちゃついているカップルなんて、何しに来たんだよって感じですが
絵がわかる人からすると、このバカップルも私も同じレベルなのでしょうね。
“悪魔、地獄、怪物” “異界と幻視” “現実” と進めていったときに、懐かしい名前を発見。
シッカートの“切り裂きジャックの寝室”の横の解説にP.コーンウェルの名前が。
今も謎の切り裂きジャック。彼の正体はこの絵を描いたシッカートであると信じて
7億円をかけて調査をしたのがP.コーンウェル。
彼女は、検屍官シリーズの著者で、昔ハマってました。
ちょっとびっくり。
そして、“崇高の風景” “歴史”で最後の6章立て。
歴史に関しては、一応は史実なのでしょうけど、ヨーロッパの当時のいかれ様があらわになります。
クレオパトラなんて、死に際は常軌を逸しています。
ま、そのどれもがおそらくは想像で描かれているのだとは思いますが、
最後のエリアにあったこの絵はすごい。

251cm×302cm。
大きさもさることながら、絵が上手い。迫力あるし。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーから持ってきたこの絵は、トリを飾るのにふさわしい。
よく分からないけど、すごいのは伝わります。
レディ・ジェーン・グレイの処刑
カトリックやプロテスタントといった宗派の絡みで、
周りの大人にもてはやされて王位につき、その後失策で9日後に処刑されてしまう
10代の少女。
これが本当の話であれば(本当なのでしょうけど)非常に悲しい出来事ですし、怖い。
画像や本で見るよりも生の迫力はすごいです。
模型の展示会と一緒ですね。
ということで、よく分からず、怖さもあまり全体としては理解できずに2時間弱かけて
怖い絵を見てきました。
たまにはこういうのもいいですよね。

高校生以下は無料です。
文化レベルを上げるためにも早いうちにこういった美術の世界に親しむのは有意義だと思います。
私は理解があまりできませんでしたが、こういうのも事前知識も
それなりには必要かもしれませんが、こうして素晴らしい作品をたくさん見て
“場数を踏む”ことも大事だと思います。
タダだからというわけではありませんが、せっかくタダなんだし行ってみればいいんじゃない?
なんて思いますね。
この展示は9月の18日まで。
そして東京は上野の森美術館で10月7日~12月17日まで。
東京は高校生お金かかるんですね。
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日帰りでできるようにと先週に事前見積りを済ませて、
今日の朝に車を持っていきました。
日帰りだし、代車のお願いはしていなかったのですが、
用意してくれていたので、ありがたく借りることに。
代車は軽のN-Box。
軽であっても、乗ったことない車に乗ると多少ワクワクしますね。
それほど運転は好きでもないのですが。
で、せっかくなのでどこか行こうと。
目的地は、兵庫県立美術館。

ここにくるのは4年前の大河原邦男展以来です。
なぜかと言うと、奥さんが来たがっていた

これを見るため。
“怖い絵展”です。
ネーミングが少し興味あり、どんなもんかとちび姫連れて行ってきました。
全く事前知識なしです。
後から知ったのですが、この展示は
中野京子さんの著書“怖い絵”がベースになっています。
ということで、早速入館

中はすごい人。
チケット買うだけでも結構並びました。
前はこんなことなかったのに。
そして、当然ながら中は撮影禁止。
構成としては、6つのエリアに章立てされており、最初は“神話と聖書”
つか、人多すぎ。
全然ゆっくり見られません。
いや、人が進むのが遅い。
それは、絵の横にある解説の文章をみんな読んでいるからなんです。
画だけを見ても何が怖いのか、いまいち分からない。
それを解説している文章が横に貼ってあるので
それを読んで絵を見て、って感じで、みんな進むのが遅いんです。
かくいう私も、それを読んでから絵を見ていたので、中々すすめません。
神話と聖書で良く出てくるのが、オデュッセウス。
もうね、発音しにくい字面を見るだけで、ちょっとげんなりしてしまいます。
また、聖書にある内容を想像で絵に起こしているわけなのですが、
聖書の内容もほとんど知らないので、ピンとこないんですよね。
怖いのかどうか。
怖い場面なので、地獄やら悪魔やら処刑やら出てくるのですが
絵の解釈よりも、キリスト教の胡散臭さの方が気になりましたね。
結局こういった怖いものを前面に押し出して、宗教にのめり込ませる手法は
今の新興宗教のそれと何ら変わりないですね。
ただ、そこに歴史があり、メジャーであるからこそ文化としても根付いただけのこと。
ただ、映画でも神話でもアニメでもこれらのストーリーをモチーフにしたものがたくさんあり
不変のテーマのようにも扱われたりするもんだから困ったちゃん。
興味は湧きますね。
湧くだけだけど。
途中、ムンクっぽい絵があるなと思ったら、ムンクでした。
あの有名な“叫び”ではないですけどね。
キャンバスに描かれた油絵は、正直うまいのかどうかもよく分かりません。
ぼやかしてごまかしているようにも思えるし、構図も知らないので余計にそう思います。
エッチングの版画に関しては非常に細かくて凄いなと思いましたが、
それも作業の細かさにそう思うだけで、絵の素晴らしさはよく分かりません。
解説文を読みながら、当時の世相を感じ取ることで
異常性や怖さを感じることは出来ましたが、絵の素晴らしさは・・・。
やはり、文化的レベルの低い私には絵の良さが理解できないんですね。
美術館や博物館なんか、ほとんど行きませんから。
でも、少しでもそういった感覚があれば、もっと楽しめるんだろうと思うと
少し悔しいですね。自分の稚拙さが。
まっとうに絵を評価できる人ってどれぐらいいるんでしょうかね。
人ごみに紛れて、いちゃついているカップルなんて、何しに来たんだよって感じですが
絵がわかる人からすると、このバカップルも私も同じレベルなのでしょうね。
“悪魔、地獄、怪物” “異界と幻視” “現実” と進めていったときに、懐かしい名前を発見。
シッカートの“切り裂きジャックの寝室”の横の解説にP.コーンウェルの名前が。
今も謎の切り裂きジャック。彼の正体はこの絵を描いたシッカートであると信じて
7億円をかけて調査をしたのがP.コーンウェル。
彼女は、検屍官シリーズの著者で、昔ハマってました。
ちょっとびっくり。
そして、“崇高の風景” “歴史”で最後の6章立て。
歴史に関しては、一応は史実なのでしょうけど、ヨーロッパの当時のいかれ様があらわになります。
クレオパトラなんて、死に際は常軌を逸しています。
ま、そのどれもがおそらくは想像で描かれているのだとは思いますが、
最後のエリアにあったこの絵はすごい。

251cm×302cm。
大きさもさることながら、絵が上手い。迫力あるし。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーから持ってきたこの絵は、トリを飾るのにふさわしい。
よく分からないけど、すごいのは伝わります。
レディ・ジェーン・グレイの処刑
カトリックやプロテスタントといった宗派の絡みで、
周りの大人にもてはやされて王位につき、その後失策で9日後に処刑されてしまう
10代の少女。
これが本当の話であれば(本当なのでしょうけど)非常に悲しい出来事ですし、怖い。
画像や本で見るよりも生の迫力はすごいです。
模型の展示会と一緒ですね。
ということで、よく分からず、怖さもあまり全体としては理解できずに2時間弱かけて
怖い絵を見てきました。
たまにはこういうのもいいですよね。

高校生以下は無料です。
文化レベルを上げるためにも早いうちにこういった美術の世界に親しむのは有意義だと思います。
私は理解があまりできませんでしたが、こういうのも事前知識も
それなりには必要かもしれませんが、こうして素晴らしい作品をたくさん見て
“場数を踏む”ことも大事だと思います。
タダだからというわけではありませんが、せっかくタダなんだし行ってみればいいんじゃない?
なんて思いますね。
この展示は9月の18日まで。
そして東京は上野の森美術館で10月7日~12月17日まで。
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